エクストリーム退社
エクストリームと言えば、出社である。
だが、日常の中に非日常を持ち込んで楽しむという趣旨であれば、退社こそエクストリームだ!と声は小さいままだがとにかく言いたい。個人の見解です。
ちなみに、エクストリームアイロンは別物。あれは非日常に日常を持ち込むことで日常が非日常になる倒錯感と、非日常が日常まで下がってしまった滑稽さを楽しむものだ。
帰宅時に通勤途中駅で下車して沿線を歩くのがエクストリーム退社である。
夜勤明けでもない限り、行う時間は夜になる。
例えば、千代田線で皇居の東側から北千住まで戻るとしよう。この場合、霞が関から日比谷公園を突っ切るルートや、湯島から上野公園経由で根津に向かうルート、千駄木から谷中・日暮里経由で西日暮里を目指すルートなどが考えられる。また、国会議事堂前から新御茶ノ水まで斜めに行くという荒業もある。車通りは少ないほうが良い。
出社の様な制限時間はなく、1日の勤めを終えた解放感を暗い夜道でひっそりじっくりと堪能する、それがエクストリーム退社という遊び。
そんなエクストリーム 退社に最近、変化が起こった。
在宅勤務の増加で、通勤交通費は都度精算されるようになった。ということは、全く違う路線を使用したとしても、差額分しかかからない。
先の例で言えば、大手町から都バスで北上して舎人ライナーから南下なんてルートでも差額で行けるわけだ。本当のエクストリームに近づいてしまうからなかなか出来ないが。
そんなわけで、弱いメンタルが負った傷を慰めるために、今夜も一人夜道を徘徊するというお話しでした。
経路外通勤は労災対象外になるため自己責任で。