ungavskyのブログ

内省と情熱の間

あぶくの本懐

今日中に割らねばならないあぶく銭がなかなか割れなかった話。

 

金曜日の夜19時、ひょんなことから商品券を手に入れた。

大富豪もセグウェイで逃げだす1,000円分の商品券で、おつりなし。

使用期限は当日だった。

 

この商品券、ちょっと特殊なもので、使える店舗が点在している。

でも、対象店舗の検索サイトは「市」までしか絞り込めないから、候補が百単位で出てくる広い市だと、住所を見ても町・字だと場所のイメージが沸かない。

職場から帰る途中で寄れて、夜遅くまで開いていて、私が1,000円を使う用のあるお店は、どれか。

複数路線が乗り入れている所なんかだと、もうサッパリだ。

 

お店の名前を見て、住所を見て、この駅に近いかな?とあたりを付けて地図検索、これを繰り返して、どうにか地元駅の2駅前にあるドラッグストアを見つけた。

ここまででかなりグッタリだけれど、ただで貰ったとはいえ使えるお金を捨ててしまうというのに妙な罪悪感があって、とにかくお店を訪れることにした。

日常使いの化粧品が切れそうだったからカゴに入れて、300円。

金曜の夜だからCWV用の炭酸水とスナック菓子で、180円。

自転車の補給食を先週のモーニングライドで一本消費していたので140円。

さて、あとは何を買えば良いのだろう。

うっかり手に入れたから、1,000円を大きく超えて出費する気にもならない。

ケチ、というか必要に感じないものはタダでも「重く」感じてしまう性格だから、あぶく銭をパチンと割るのが苦手なのだ。

しかも割ろうと思ったらポリバルーンで、うまく割れないし手にくっつくし変なにおいがするしといった感じになってしまった。

 

商品棚の前で長考を重ね、補給食を3本追加した時には更にぐったり。

暗算を間違えて1,124円のお会計となってまたぐったり。

お金は難しい。アップルパイシロップのCWVを片手に、東鳩ポテコを指輪食べ(一旦指にはめてから食べるポテコの正しい食べ方)しながら思うのでした。